Step07_詩人じゃなくても作詞ってできる?

歌詞について何か書くのはハードル高すぎでちょっと困ります。
小学校の作文で「起」「承」「転」「結」でエピソードをまとめるとうまく書けるよ!とか教わりますよね。
小学生なら「上手に書けてるね!」と褒めてもらえるのに、世の中では上手な人はいくらでもいますからねえ。
自分的には「けっこういい出来!」とか思っていたのに、「面白味がないよ。。。」とか「ちょっと上手にまとまり過ぎてて。。。」とか散々に言われちゃうなんて普通によくあります。
おかしい、、、、Aメロ、Bメロ、サビ、それぞれで要求されるといわれる要素を盛り込んで語尾の韻も踏みまくって、チェック表上は90点以上でもいかしくない出来なのに?
考えすぎると、「そもそも何が伝えたい?」とか「万人受けしたかったのか?」とか「いったい何が足りないんだ!」とか出口のない袋小路にはまります。
善し悪しの基準とか難しすぎです。

 

ボブディラン。
まだ存命です。(2021年1月1日現在。)
2016年にミュージシャンにしてノーベル文学賞を受賞。
歴史上最高のシンガーソングライターのひとりといわれてます。
ボブデュランの詩についてレポートされたこんな記事があります。

音楽ジャーナリストみたいな人たちにとっては、その詩のすばらしさを分析してより多くの人に伝えるという観点で最高の題材なんだと思います。
でも「百聞は一見にしかず。」ですね。
YOUTUBEを見れば、もう一発でノックダウンです。


詩もすごいが、これを曲にのせて表現できちゃうというのがヤバすぎです。

 

クイーン。
1970年代~1980年代に活躍した4ピースロックバンド。
ボーカルのフレディ・マーキュリーは1991年に亡くなっています。
「We are the champions」とか「We will rock you」とか今でも定番ですよね。
そのクイーンですが、歌詞の一部が日本語になってる曲があることが知られてます。
「手をとりあって」ですね。


でもこの日本語の歌詞ってある意味ダサすぎません?
しかしクイーンだから、フレディ・マーキュリーだから許されちゃう。
結果オーライ、やったもん勝ち!って感じでしょうか?

 

それで「詩人じゃなくても作詞ってできる?」についてですが、これは「作詞するなら詩人になるしかない!」ってことなんじゃないかと。
テクニックがあって上手ならそれはそれでいいと思うんですが、そうでないとしても「詩人」になりきって自分の世界観をどこまでねじ込めるか?という点がポイントなんじゃないかと思うわけです。
そういう感じで今回の楽曲用に作った歌詞がこのページのトップ画像になります。
(スマホのメモ機能に音声入力で記録するのがとっても便利!)
まああんまり難しく考えずに「詩人」になりきって作ってみました。

 

 

次のステップはこちら。

Step08_ミクに歌ってもらう
最近のアーティストさんは皆さん半端なく歌が上手です。「こんな下手なのにテレビで歌うなよ!」とか、アイドルさんにお茶の間で文句言えてたのはもう昔のことです。底上げされてるので皆さんちゃんと自覚して練習してるんでしょうね。なので個人的に「これ名曲できた!」とか思っても、間違っても人前で披露しようという気にはなれない。客観的に判断すればどう考えても無理です。ボロカス言われるイメージしか持てない。催眠術にでも頼ってちょっとナルシストっぽくなるくらいしか手は思いつかないです。「ボカロ」遭遇前だったらね。。。。「ボカロ」はもう死語でしょうか?「ボカロP」はさすがに死語ですよね、、、と思ったら、ほんとに死んじゃってる人もいるらしくゾットしました。現在「ボーカロイド」は「バーチャルシンガー」のくくりの中で語られてはいるようですが、いっときほどの勢いがもはやないのは間違いないですね。ただYAMAHAが販売している歌声合成ソフトとしての「VOCALOID」はまだ健在です。(2018年7月にVOCALOID5発売→継続販売中。)そうはいっても作曲コンペの仮歌では「ボカロ」よりも「生声」のほうが評価が高いなどという記事もあり、もはや「ボカロ使い」は辺境の地の住人って感じでしょうか。。。などと思っていたら、「辺境の地」で反抗の狼煙があがってたみたいですね。2020年12月に「ボカコレ(The VOCALOID Collection)」の初回が開催されました!テーマは「みんなのボカロ愛をここに。」となってます。「好評につき次回はニコニコ超会議と同時開催(2021年4月)」だそうです。再興? それとも、最期の悪あがき? どうなるか興味深いです。なんだかんだ流行り廃れはありますが、結局うまく歌えない人(歌ってくれる人がいない人)にとっては「ボカロ」は偉大だ!というのが自分の結論です。いや「神」かもしれません。音楽って身近ではありますが、いざ作るとなるとやっぱりハードルが高いです。なかなかイメージしてるものをカタチにするというのはうまくいかないです。そういう意味で「歌」は「ボカロ」に任せちゃいましょう。少なくとも自分で歌うよりは断然いい感じです。おまけに「ボカロ」は「調教」というのがあるんですね。いろいろ細かい設定をいじってやると合成の違和感をマイルドにしたりすることができます。まあ多少は人っぽい歌になる感じです。ボカロで調教できるようになってくると、自分の歌唱には無力感しか感じなくなってきますが、この際認めてしまいましょうよ。もうミクさんに任せちゃいましょう。「ボカロ」で有名なのはやはり「初音ミク」さんですがバーチャルシンガーは他にもラインナップされてます。「巡音」さんとか「MEGPOID」さんとかも自分的には気に入ってます。さて実際の「VOCALOID」のソフトの使い方も簡単に説明しておきます。基本手順は以下の通りです。STEP6でつくった「ソング頼太」のメロディMIDIファイルを「VOCALOID」に読み込む。「VOCALOID」<ファイル><開く>ファイルの拡張子を*.midに変更しメロディMIDIファイルを選択<開く> 音符に対応した歌詞の入力歌詞を入力する音を選択<ジョブ><歌詞の流し込み>音に対応した歌詞をひらがなで入力(最大70音)<OK> 音の長さや強さ、ビブラートなどの調整 YOUTUBEでわかりやすい動画あったので参考にしていただければと思います。(説明が面倒。→手抜きですみませぬ。。。。)手順の3.がいわゆる「調教」と呼ばれる作業ですね。「調教」にはいろんなパラメータがあるので、やりだしたらホントきりがない感じですね。ということは説明も当然きりがないわけで、このへんも手抜きでリンクなどを参照して頂ければと。。。しかし「こんな手のかかることやってられん!」と思う人は人間失格でしょうか?いやいや、過去には「ぼかりす」という便利な「ボカロ調教ソフト」がかつてあったみたいです。(2012~2017年くらいに本家YAMAHAが販売してた!?)こんな便利なのあったなんて知らなかったので今からでも欲しいと思ったんですが、どうももう売っていないみたい。なぜ?「ボカロ調教専用!」というレアものなので、「ボカロ」自体の勢いが失われてる中でV4→V5のバージョンアップで消えたんでしょうか?しかしググってみても異様に「ぼかりす」の情報なさすぎ!ヤフオクやメルカリで中古が出回っていてもよさそうなのに気配すらなし!何か「ぼかりすの闇」があるような気がしてなりませんが、考えすぎでしょうか。。。。。自分の場合、「調教」はホント最小限ですね。 一番気にしてるのは、「書きことば」じゃなく「話ことば」っぽく聞こえるようにすることでしょうか。たとえば、「今日はどうしても失敗できない」という歌詞があったとして、それをそのまま書きことばっぽく流し込むと「きょうわどうしてもしっぱいできない」となりますが、話ことばっぽくすると「きょおわどおしてもし_ぱいでかない」になります。あとはいじるのは「音の長さ」「ビブラート」「シンガーの選択」くらいです。他もいろいろいじってみたこともありますが、あんまりうまくいかなかったので。今回の制作してる曲についてはシンガー違いで3バージョン作ってみました。伴奏なしの歌だけです。その1:初音ミクさん(スタンダードVer.)その2:初音ミクさん(スイートVer.)その3:MEGPOIDさん(パワーVer.)
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