Step06_演奏はPCにさせとけ

楽曲を演奏するにはどうしたらいいんでしょうか?
一匹狼のシンガーソングライターだと演奏はピアノとかギターとかのソロ弾き語りですね。
ロックバンドだと最少単位はギター、ベース、ドラムスの3ピースですが、今はキーボードもかな。
増やしていくとギターもリードとリズムだとか、ジャズ系のビッグバンドだとサックス、トランペット、トランペットのホーンセクションとか、オーケストラだと管弦楽器がもっとわんさか増えて大変な人数になってきます。
いずれにしろちゃんとした楽曲にするには登場するすべての楽器が自分の役割を果たさなくてはいけません。
楽曲を制作する立場で考えると、各パートそれぞれについて合奏したときにかっこよくなるような演奏を考えなくてはなりません。
各パートの譜面をうまいこと作ってやれば、それをPCに入力して同時に演奏させればいいわけです。

これ素人でできる?ってできるわけないよね。
できないから素人なわけだし。
最初は「ちょっと試しに各パート作ってみようかな。。。」と思ったこともありましたが、少しやってすぐ萎えました。
正々堂々と正面からやってもほとんど絶望的としか思えません。
そんなわけで「素人でもそこそこ何とかなるチート技ってないのかなあ?」と「自動作曲ソフト」とかのワードでググってみました。
探すとけっこういろいろあるもんです。
曲の雰囲気だけ入力するとメロディもコードも伴奏、リズムすべて自動作曲してくれるものから、コード進行を入力するとメロディ、伴奏を自動作曲してくれるものとか、歌詞だけですべて自動作曲してくれるものとか、鼻歌だけでOKとかAIで自動作曲なんてのもありました。
でもフリーじゃなくて有料のシェアウェアが多い。
どれを選んだらよいのか?
結局よくわからなかったので、最終的には「ヤマ勘!」で選びました。
選んだのは「Band in a Box」です。
自動作曲・伴奏作成ソフトの老舗だそうです。
初期バージョンのリリースは1990年、現在はVer.28まで進化しています。
1クリックで勝手に曲を作ってくれるので通称「猫ボタン」と呼ばれている、なんて記事もありました。
「ジャズやクラシックには強いが、ポップスやダンスミュージック系には弱い。」といった評価もあるようです。

「Band in a Box」は自分的には完全に「神ソフト」ですね。
自力じゃ絶対できないレベルに楽曲を仕上げてくれるので。
このステップでは前のステップまでに作ったメロディ&コードを「Band in a Box」で楽曲を仕上げてみたいと思います。

基本手順は以下の通りです。

  1. 「ソング頼太」でメロディをMIDIファイル化
    「ソング頼太」<プロジェクト><MIDIファイル作成><OK>
  2. 「Band in a Box」でMIDIファイルを読み込む
    「Band in a Box」<ファイル><MIDIファイルを開く>ファイルを選択して<開く>
  3. テンポ設定
    <編集><現行ソングの設定><タイトル/コーラス設定>テンポを入力し<OK>
  4. メイン画面でコードを入力
  5. スタイル設定(曲調の設定です。)
    <スタイル><スタイルを有効にする>を選択
    <スタイル><スタイルピックウインドウからスタイルを選択>スタイルを選択し<OK>
  6. ソロパート設定(設定しなくてもOKです。)
    <ソロ><ソリスト選択>ソリストを選択し<OK>
  7. 演奏
    <演奏><演奏(伴奏生成)>

各項目で細かい設定がいろいろありますが、詳細はここでは省きます。
(きりがないので。。。。)
上記の手順で前のステップまでに作ったメロディのMIDIファイルを「Band in a Box」で読み込ませてコードを入力した結果がコチラです。

演奏はとりあえず3パターンつくってみました。

案1
スタイル:_CNTRYMF.STY. ミディアムファーストカントリー(PS)
ソリスト:1343 Guitar, Electric, Soloist Dire Ev 140

案2
スタイル:PNOBAL.STY. スローピアノバラードロック
ソリスト:1343 Guitar, Electric, Soloist Dire Ev 140

案3
スタイル:DANGDUT1.STY. ワールド-マレーシア ダンドゥット1
ソリスト:76 Jazz, Herbie M, Flute

いちおうそれなりな感じにはなってきました。

 

 

次のステップはこちら。

Step07_詩人じゃなくても作詞ってできる?
歌詞について何か書くのはハードル高すぎでちょっと困ります。小学校の作文で「起」「承」「転」「結」でエピソードをまとめるとうまく書けるよ!とか教わりますよね。小学生なら「上手に書けてるね!」と褒めてもらえるのに、世の中では上手な人はいくらでもいますからねえ。自分的には「けっこういい出来!」とか思っていたのに、「面白味がないよ。。。」とか「ちょっと上手にまとまり過ぎてて。。。」とか散々に言われちゃうなんて普通によくあります。おかしい、、、、Aメロ、Bメロ、サビ、それぞれで要求されるといわれる要素を盛り込んで語尾の韻も踏みまくって、チェック表上は90点以上でもいかしくない出来なのに?考えすぎると、「そもそも何が伝えたい?」とか「万人受けしたかったのか?」とか「いったい何が足りないんだ!」とか出口のない袋小路にはまります。善し悪しの基準とか難しすぎです。ボブディラン。まだ存命です。(2021年1月1日現在。)2016年にミュージシャンにしてノーベル文学賞を受賞。歴史上最高のシンガーソングライターのひとりといわれてます。ボブデュランの詩についてレポートされたこんな記事があります。音楽ジャーナリストみたいな人たちにとっては、その詩のすばらしさを分析してより多くの人に伝えるという観点で最高の題材なんだと思います。でも「百聞は一見にしかず。」ですね。YOUTUBEを見れば、もう一発でノックダウンです。詩もすごいが、これを曲にのせて表現できちゃうというのがヤバすぎです。クイーン。1970年代~1980年代に活躍した4ピースロックバンド。ボーカルのフレディ・マーキュリーは1991年に亡くなっています。「We are the champions」とか「We will rock you」とか今でも定番ですよね。そのクイーンですが、歌詞の一部が日本語になってる曲があることが知られてます。「手をとりあって」ですね。でもこの日本語の歌詞ってある意味ダサすぎません?しかしクイーンだから、フレディ・マーキュリーだから許されちゃう。結果オーライ、やったもん勝ち!って感じでしょうか?それで「詩人じゃなくても作詞ってできる?」についてですが、これは「作詞するなら詩人になるしかない!」ってことなんじゃないかと。テクニックがあって上手ならそれはそれでいいと思うんですが、そうでないとしても「詩人」になりきって自分の世界観をどこまでねじ込めるか?という点がポイントなんじゃないかと思うわけです。 そういう感じで今回の楽曲用に作った歌詞がこのページのトップ画像になります。(スマホのメモ機能に音声入力で記録するのがとっても便利!)まああんまり難しく考えずに「詩人」になりきって作ってみました。
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