Step09_合体させて完成させよっ

さてこのサイトで進めてきた楽曲作りもクライマックスです。
Step06で完成させた伴奏とStep08で完成させたボカロの歌声。
こいつらを合体させて曲として完成させたいと思います。
「Band in a Box」でつくった伴奏を「Vocaloid」にインポートするやり方と「Vocaloid」でつくった歌声を「Band in a Box」にインポートするやり方と両方可能ですが、ここでは後者でやります。
「Band in a Box」にインポートすると合体させた後でも伴奏のアレンジをいろいろいじれる点が良いと思います。
インポートした「Vocaloid」の歌声も「Band in a Box」の中でいろいろエフェクトかけれたりするので、「Band in a Box」で歌声と伴奏を合体させて最終的に詳細を微調整するようにしています。

具体的な手順です。

  1. 「Vocaloid」から歌声をwavファイルでエクスポートする。
    「Vocaloid」で作った歌声のvsqxファイルを立ち上げ<ファイル><エクスポート><wave><OK>ファイル名を入力し<保存>
  2. 「Band in a Box」で作った伴奏のmgxファイルを立ち上げ、①で作った歌声のwavファイルをインポートする。
    「Band in a Box」を立ち上げ<オーディオ><オーディオファイルをオーディオトラックに読み込む>歌声のwavファイルを選択し<開く>
  3. 伴奏とインポートし歌声のwavファイルの同期をとる。
    <オーディオ><オーディオ編集ウインド>歌声のwavファイルがどれくらいズレているか確認。
    <オーディオ><オーディオを編集><オーディオトラックを前後にずらす>ずらす数値を入力<OK>オーディオ編集ウインドウと曲の再生で伴奏と歌声の同期がとれているかチェック→まだずれている場合はずらす数値を再入力し再チェック。
  4. 歌声の音量を調整。
    <オーディオ><オーディオを編集><オーディオファイル自体のレベルを調整>オーディオのレベルを入力<OK>曲を再生し歌声の音量をチェック→再調整する場合はオーディオのレベルを再入力し再チェック。
  5. 伴奏、歌声の微調整。
    <オーディオ><DXi/VSTiシンセサイザー設定>
    →伴奏調整の場合:「シンセトラック」タブの内容について詳細を設定。
    →歌声調整の場合:「オーディオトラック」タブの内容について詳細を設定。

こういった作業をしていちおう曲を完成させた結果が以下になります。
伴奏とボーカル違いで3バージョンつくってみました。

その1:アレンジ ミディアムファーストカントリー、ボーカル MEGPOIDさん(パワーVer.)

 

その2:アレンジ スローピアノバラードロック、ボーカル 初音ミクさん(スイートVer.)

 

その3:アレンジ ワールド-マレーシア ダンドゥット1、ボーカル 初音ミクさん(スタンダードVer.)

 

こうやって曲ができてみると、だいたい良くも悪くもイメージ通りにはならないことが多いです。
「悪くも」というのは「こんな感じのアレンジにしたい!」という風にはなかなか仕上がらない点で、「良くも」というのは全然自分ではイメージできないような感じに仕上がったりする点ですね。
まあ伴奏は「Band in a Box」のライブラリから手当たり次第に演奏させてひたすら「ピン」とくるのを探すという作業なので無理もないんですけどね。
けっこう骨の折れる作業だはありますが、いろいろ試せて面白いのが救いかなあ。。。

 

 

 

次のステップはこちら。

Step10_せっかくだからMVもつくろっか(キャラみんOMP)
せっかく作った楽曲はどうせならMV(ミュージックビデオ)にしてYOUTUBEやニコニコ動画にアップしたいものですよね。もしかしたら思いがけず話題になってけっこうなアクセス数稼いだり、、、、なんてことはたぶん起こらないんですけどね。ほとんどの場合、注目を集めることなく埋もれていく運命にあります。YOUTUBEで自分的に超お気に入り曲を何曲も発表されてる方がいたんですが、その方の動画のアクセス数がことごとく2桁台だったのでがっかりしたことがあります。すげーいい曲ばっかりだったので世の中せちがらいんだなあと痛感させられました。でも逆に考えれば、「自分ごときが動画をアップしていいんだろうか?」とか難しく考えて悩んだりすることは一切必要ないということにもなりますよね。自己満足の動画をアップして、何も起こらなくても当たり前、万が一に反響あれば超ラッキーくらいに考えとけばいいんじゃないでしょうか?って、これはちょっとひたすら敗者の論理っぽい。。。。そうはいっても、そういう現実踏まえてでもまずは行動に移してみなきゃ、ですよね。どうやってMVを作る?いい感じにイラストでもかけるなら、数カット書いて曲の中で何度も使いまわせばMVっぽくなるんでしょうが、「イラストとか書けるわけないし。。。」みたいな人がほとんどなんじゃないでしょうか。こんな場合は、そういう役に立つ得意技なくても簡単に作れちゃう裏ワザを使うしかないですよね。「キャラみんOMP」なんとフリーソフトです。有料ソフトのキャラみんStudioっていうのもありますが、細部にこだわらなければフリーのキャラみんOMPでも十分それなりなMVが作れます。キャラみんに音楽ファイルを読み込ますと、選択した3Dキャラクターが音楽に合わせてダンスしてくれるというソフトです。ユーザーは細かいダンスの振り付けをする必要はなくて、ダンスのスタイルだけ設定してやればソフトが解析してくれて自動で曲に合う振り付けしてくれます。またソフトの中でキャラみんのオンラインストアにアクセスできて、キャラクター、ステージ、ダンスモーションをダウンロードすることが可能です。ステージとダンスモーションは有料のダウンロードがメインですが、最低限のものは無料でダウンロード可能です。キャラクターはけっこうな数を無料でダウンロードできるので、いろんなキャラにダンスさせることができて楽しいです。また「VRoid Hub」という3Dキャラクターの投稿・共有サイトから作者から利用OKが出ているキャラクターをインポートできる機能があり、これはけっこうハマります。探すといい感じのオリジナルキャラクターを発見できるので、見つけ出したお気に入りキャラに自分の楽曲を踊ってもらえるのは嬉しいです。Step09で完成させた楽曲をキャラみんOMPでMV化するとこんな感じになります。その1:アレンジ ミディアムファーストカントリー、ボーカル MEGPOIDさん(パワーVer.)ダンス:桜乃そら その2:アレンジ スローピアノバラードロック、ボーカル 初音ミクさん(スイートVer.)ダンス:赤べこちゃん その3:アレンジ ワールド-マレーシア ダンドゥット1、ボーカル 初音ミクさん(スタンダードVer.)ダンス:桜乃そら YOUTUBEは動画をアップロードした後に簡単なテロップ追加などの編集が可能なのが嬉しいですね。とりあえず動画ができたらサクッとアップロードしてしまい、曲名や歌詞のテロップの追加はYOUTUBE上でやってしまうと作業の段取り的にはけっこう楽になりますよ。ただしこれはほんとシンプルな内容の編集機能だけなので、手の込んだ編集作業をしたい場合はアップロード前にちゃんとした動画編集ソフトでやったほうがよいですが。。。。
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